ほっとタウン - 2014年01月号 -  公益財団法人 荒川区芸術文化振興財団

ほっとタウンは荒川区芸術文化振興財団が毎月発行している、荒川区の地域情報誌です。区内の様々な情報や、区民のみなさまが参加されている各団体の活動、区内のイベントなどを掲載しています。


>> P.2

広告のお申し込みは・荒川区芸術文化振興財団☎3802-7111ACC         2014年2月号NO.302I02ほっとチームほっとチームあらかわもんじゃ学研究会情報満載のオフィシャルサイトへアクセス!ACC公益 粉と出汁、具材を混ぜて鉄板に流せば、ジュジューッと良い音が。焼けて香ばしい匂いがしてきたら、各自が手にした﹁はがし﹂でとってハフハフッ。もんじゃと言うと中央区月島が良く取り上げられますが、実は荒川区も負けてはいません。歴史が古く、現在も多くの店があり、ソウルフード︵地域の味︶として胸を張れるものなんです。 ﹁もんじゃは、みんなで気軽に楽しめる荒川の地域文化﹂をモットーに掲げる﹁あらかわもんじゃ学研究会﹂を訪ねて、会長の鵜飼新介︵うかい・しんすけ︶さんを中心としたメンバーの方々にお話を伺いました。 もんじゃは江戸が発祥とされています。焼くときにタネで文字を書いて遊んだことから﹁文字焼き﹂と呼ばれ、それが﹁もんじゃ焼き﹂になったという説があります。区内に昭和40年頃まで数多くあった駄菓子屋では、水と小麦粉、キャベツと切りイカ程度の具材で、手軽にお腹を満たすおやつとして親しまれてきました。現在では、駄菓子屋は少子化とともに姿を消し、もんじゃの多くは、お好み焼き屋や居酒屋のメニューのひとつとなっています。 ﹁あらかわもんじゃ学研究会﹂の発足は、2012年12月。会長の鵜飼さんは荒川区東日暮里に生まれ、子どもの頃からもんじゃに親しんできましたが、あまりに身近にありすぎて、その魅力が見逃されていると感じたのがきっかけと言います。 ﹁同じ思いを持つ仲間を募って会を立ち上げ、現在の会員は17名ほどです。月1回集まってミーティングを開き、終わったら場所を移して、もんじゃを食べながら語らい、実際にもんじゃの魅力を体験・発掘しています。参加は区内在住者だけでなく、在学・在勤の方でも、もんじゃに興味がある人は、どしどし気軽に参加してください﹂︵鵜飼さん︶ 設立から1年余りの﹁あらかわもんじゃ学研究会﹂ですが、食べ歩き以外にも、地元の店舗や団体などとコラボレーションした多彩な活動を行っています。 そのひとつが﹁あらかわもんじゃまっぷ﹂。区内に点在する、もんじゃが食べられる飲食店50店余のガイドブックで、制作には会員と協力スタッフ延べ50名以上が関わり、昨年11月に完成。現在、無料配布中︵※配布場所は下記スタンプラリー情報を参照︶です。そして、まっぷと連動して、スタンプを集めると﹁オリジナルはがし﹂がもらえるラリーも実施中です。 その他にも、創作もんじゃ作りと手作りワークショップや、絶滅したと思われていた荒川区ゆかりの伝統野菜﹁三河島菜﹂の復活を受けて、三河島菜入りもんじゃ試作会など、地元に根ざしたユニークな企画を実施しています。 あちこちを食べ歩いたメンバーの皆さんに、荒川のもんじゃの個性について聞いてみると、最初に上がったのが自由な焼き方。﹁土手﹂を作らず、広く流して焼くやり方が昔ながらの荒川流だそうですが、土手を作っても作らなくてもどちらでも構わないそうです。そして、お店ごとの工夫やお客さんのリクエストが元になった個性的なメニューが多いのも特長だとか。﹁エスニック味やホルモン入りもイケますよ﹂﹁ご飯にかけるフリカケをトッピングしても美味しい﹂﹁普通はソース、醤油味が多いけど、シンプルな塩味もお酒によく合います﹂など、おすすめの味が次々と上がり、話が尽きません。 今後の活動としては、区外へのアピールとともに、身近でもんじゃを食べたことのない人たちにもんじゃの楽しさ、美味しさを広めていくこと。そして、お客さん、お店の方々と一緒になって、荒川もんじゃ文化の発展に貢献したいと力強く語ってくれました。(後列:左から右へ)鵜飼新介さん、関矢尚尊さん、内藤裕二郎さん、大木武司さん(前列:左から右へ)増子邦裕さん、荒川絵美さん、兒玉匡一さんあらかわもんじゃ学研究会会長 鵜飼新介さん身近すぎて見逃されていた   もんじゃ文化をアピール﹁あらかわもんじゃまっぷ﹂作りや   コラボ企画など、ユニークな活動鉄板を囲んでワイワイ   尽きないもんじゃの魅力気取らない庶民の味として長年親しまれてきた、もんじゃ。荒川ならではのもんじゃ文化を追求し、内外に広めようと結成された﹁あらかわもんじゃ学研究会﹂の皆さんがもんじゃの魅力について熱く語ってくれました。あらかわもんじゃ学研究会FACEBOOKページにて、イベントのご案内などを発信しています。[あらかわもんじゃ]で検索※活動についてのお問い合わせは、 鵜飼会長☎03-3805-9251︵ウカイ商事有限会社内︶お問い合わせ先「あらかわもんじゃまっぷ」に掲載のラリー参加店にて、お食事1回につき台紙にスタンプを1個押印。スタンプ3個につき『特製オリジナルもんじゃはがし』(1本)をプレゼントします。■対象=ラリー参加店はのぼり旗が目印(区内約50店舗) ※まっぷとスタンプ台紙は各店にて配布しています。■プレゼント数=先着1,000本 (昨年12月1日から開催し、2014年2月1日時点で充分在庫ありとのこと)■引き換え場所=まっぷに掲載の引換店※「あらかわもんじゃまっぷ」についてのお問い合わせは、 東京商工会議所荒川支部☎03-3803-0538まで。昨年開催した三河島菜入りもんじゃの試食会食べ歩いて、特製オリジナルはがしをゲット!開催中!あらかわもんじゃスタンプラリー


<< | < | > | >>