ほっとタウン - 2014年04月号 -  公益財団法人 荒川区芸術文化振興財団

ほっとタウンは荒川区芸術文化振興財団が毎月発行している、荒川区の地域情報誌です。区内の様々な情報や、区民のみなさまが参加されている各団体の活動、区内のイベントなどを掲載しています。


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ACC         2014年4月号NO.304I02ほっとチーム読んで演じる会ほっとは∼と情報満載のオフィシャルサイトへアクセス!ACC公益町屋を活動の拠点にしながら、高齢者施設、児童福祉施設へ朗読劇や読み語りの出前公演を行なっている朗読げきサークル﹁読んで演じる会ほっとは∼と﹂。発足から15年も続くサークルの原動力を探ります。後列左から永井良枝さん、松尾今朝子さん、山本明さん、片桐遊人さん、星野えりさん前列左から片桐亜理沙さん、川原幸子さん、堀井留女さん、加藤波子さん板橋区の病院で演じた朗読劇「へや」の様子ほっとは∼と代表 川原幸子さん﹁ほっとは∼と﹂出前公演のお問い合わせ先◎ほっとは∼と15周年記念フェスタ︵仮︶東京都内であれば、どこへでも伺います︵6月10日以降︶。お気軽にお問い合わせください。︵交通費相談可︶■活動ブログ HTTP://HOT-HART.AT.WEBRY.INFO/■お問い合わせ先 代表川原幸子電話090-4423-7730E-MAILSACHI3@A-NET.NE.JP朗読劇のほか、会場が一体となって盛り上がれるプログラムを用意しています。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。日時6月10日︵火︶14時∼  場所日暮里サニーホールコンサートサロン演目︻第一部︼朗読劇﹁オーバーシックスティーズ2﹂︻第二部︼バラエティショー 区民をはじめ、多くの方が生涯学習の場として活用している区立町屋文化センター。平成9年10月期から開始したよみうりカルチャー講座﹁パフォーマンス塾﹂を受講していたメンバーが、講座終了後に立ち上げた演劇サークルが﹁ほっとは∼と﹂です。講師は、東映東京撮影所演技課出身で、現在では哀川翔主演映画のプロデューサーなどを務める須藤為五郎︵すどう・ためごろう︶さん。 ﹁ほっとは∼と﹂代表の川原幸子︵かわはら・さちこ︶さんもこの講座を受講していた一人でした。講座開始から1年半後、急に講座が終了することになり、川原さんたちが困っていたところ、須藤さんからサークル化の勧めがあり、平成11年6月に荒川区に社会教育関係団体として登録し、4名でスタート。 途中メンバーが入れ替わりながらも15年間続いている活動について、お話を伺いました。 発足当初は、﹁森の石松﹂﹁国定忠治﹂といった寸劇も演じていましたが、朗読経験が豊富なメンバーが増えたことから、現在は朗読劇を中心としている﹁ほっとは∼と﹂。﹁へや﹂﹁くものきれまに﹂﹁夕鶴﹂﹁葉っぱのフレディ﹂などの昔話や童話に加え、最近ではオリジナル作品にもチャレンジしています。ほかにも紙芝居や読み語り、バナナの叩き売り、歌、手品などの持ちネタも豊富。テレビ番組のエキストラまでこなす元気な50代∼80代の男性2名、女性6名で活動しています。 高齢者施設や児童福祉施設などへの出前公演は、サーます。 ﹁ほっとは∼と﹂の活動趣旨は、﹁演じることを楽しみ、その楽しさを多くの方に伝えたい﹂﹁生の役者の演技を観客の皆さんに楽しんでいただきたい﹂ということ。楽しく演じているのを観てもらい、喜んでもらえることが、メンバー全員の一番の励みになっているのだと言います。 メンバーの方々にサークル活動への参加の理由を伺うと、﹁好きな朗読でボランティア活動ができるから﹂﹁リーダーの不思議な魅力に惹かれたから﹂﹁私が勤めている有料老人ホームでの出前公演を観て感動し、自分でもやりたいと思ったから﹂﹁施設へ訪問し、朗読劇を観ていただくのが、ひとつの生きがいになっているから﹂など、さまざまな声が上がりました。そして、皆さんが共通しておっしゃっていたのが、﹁気の合う仲間といっしょに演じることが楽しい﹂ということ。これこそが15年、続いている秘訣なのかもしれません。 活動拠点となっている﹁町屋ふれあい館﹂、﹁こども家庭支援センター﹂での練習は月2回で、施設への訪問が入るとその1ヶ月前から週1回というのが活動のスタイル。しかし、今年に入ってからは、6月10日に﹁15周年記念フェスタ︵仮︶﹂を開催するため、週1回に練習を増やしています。上演するのは、司会や写真をお手伝いしてくださる堀井さんが脚本を手がけたオリジナル作品﹁オーバーシックスティーズ2﹂というもの。1時間という長い朗読劇で、途中に替え歌も入るため、現在、全員で猛練習中。 この公演では、メンバー全員がキャストとして舞台に立つため、音響や照明をどうしようかというのが、川原さんの目下の悩み。経験のある方、裏方としていっしょに活動してみたいという方、ぜひ﹁ほっとは∼と﹂代表の川原さんまでご連絡ください。クル化した翌年からはじめ、都内のさまざまな施設へ月1回ほどのペースで訪問しています。1回の訪問時間は、30分∼1時間程度。朗読劇は15∼20分で終わる演目がほとんどのため、手品や歌を加えてみたり、音楽のボランティア団体と協同でプログラムを作ったり、毎回趣向を凝らした内容を考えます。 出前公演の依頼は、ボランティアセンターや介護施設の応援サイトを通して問い合わせがあるほか、一度訪問した施設から﹁また来て欲しい﹂とお声がかかることも。 ﹁ほっとは∼と﹂の朗読劇は、須藤さんの指導のもと磨きをかけてきた本格的なセリフ回し、衣装を着けての動きのある演技で、見応えがあるうえ、子どもにも高齢者にもわかりやすいのが特長です。中でも子どもに人気なのが﹁しばいのすきなえんまさん﹂。物語の途中で、えんまさんと団十郎が、入れ替わる場面があり、それまで偉そうにしていたえんまさんが着ているものを脱ぐと、かわいらしい絵柄のパンツをはいているという演出に、子どもたちは大笑いしてくれるのだとか。 ﹁子どもたちは、笑ったり泣いたり、﹃おもしろい﹄﹃つまらない﹄と、良くも悪くも反応がはっきりしていてわかりやすいです。デイサービスなどの元気なお年寄りの方々も、かけ声をかけてくれたり、いっしょに歌ってくれたりします。涙ぐみながら手を握って﹃よかったよ﹄と言われたりすると、本当に嬉しいですね﹂と川原さん。 とにかく観客に楽しんでもらえるように演出を考え、衣装もメンバーでアイデアを出し合い、激安ショップで購入したり、自宅にあるものを持ち寄って作ったりと工夫してい仲間と楽しく演じることと、  観客の方に喜んでもらうことが活力15周年記念公演に向けて、  オリジナル作品を猛練習中朗読劇をはじめ、紙芝居や手品まで     さまざまな演目を出前公演はじまりは、カルチャー講座


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